姫路

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伝統野菜「姫路若菜」を使った缶詰の試作品=姫路市書写
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伝統野菜「姫路若菜」を使った缶詰の試作品=姫路市書写
缶詰の具材で作った料理を紹介する東洋大姫路高校の生徒たち=姫路市書写
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缶詰の具材で作った料理を紹介する東洋大姫路高校の生徒たち=姫路市書写

 かつて兵庫県姫路市内で盛んに栽培されていた伝統野菜「姫路若菜」を使った缶詰を、東洋大姫路高校(同市書写)の生徒が地元企業と連携して開発した。学校近くの畑で栽培にも取り組んだ生徒たちは「缶詰を通じ、もう一度姫路若菜の知名度が広がれば」と期待する。

 姫路若菜は小松菜などと同じアブラナ科の野菜で、昭和20~30年ごろ市内で露地栽培されていた。しかし近年はほとんど流通しておらず、幻の野菜に。その歴史に着目した同校の科学部が、昨年から屋内での水耕栽培を行っていた。

 栽培と缶詰開発に挑戦したのは、同校総合進学コースの1年生8人。9月から学校近くの休耕田を借りて栽培を開始し、地元農家の助けも借りながら収穫にこぎ着けた。普及を目的に商品化を検討する中、「より食べてもらいやすい物を」と缶詰が候補となり、同市網干区の水産卸売業者シェルビーフーズの協力で開発を進めてきた。

 完成したのは2種類の商品。プロセッサーで細かく砕いた姫路若菜は播磨灘の舌平目と合わせ、ホワイトソースに仕上げた。市川町で生産される「雪乃豚」と組み合わせた甘辛煮は、シャキシャキした葉の食感をできるだけ残したという。

 このほど同校で成果発表会が開かれ、缶詰のほか、具材を使ったおにぎりやパスタ、そうめんなどがずらりと並んだ。同社工場長の十亀秀光さん(48)は「一つの商品を加工するのに味や経費、パッケージデザインなどさまざまなことを考えないといけない。生徒たちも勉強になったと思う」。プロジェクトリーダーの1年古川雄也さん(16)は「双葉が出るまでほぼ毎日、畑の世話をしてきたので完成してうれしい。姫路ならではの野菜を大切にしていきたい」と笑顔を見せた。

 「姫路若菜ソース&舌平目」「姫路若菜&雪乃豚甘辛煮」は今後、税抜き580円で販売する予定。(井沢泰斗)

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