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「犬にも自分たちの本だと伝わるはず」と話す島原和男さんと真由美さん=姫路市広畑区西蒲田
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「犬にも自分たちの本だと伝わるはず」と話す島原和男さんと真由美さん=姫路市広畑区西蒲田

 兵庫県姫路市広畑区西蒲田で喫茶店「プーティーカフェ」を営む島原和男さん(54)と妻の真由美さん(50)が、愛犬と一緒に読むための「わんこの心詩絵」を作った。自らの体験に基づき、ペットとの出会いや向き合い方、別れの時までをポエム風に表現。現在、出版費用の一部をインターネットのクラウドファンディングで募っている。

 2008年開店。1階は真由美さんがチーフオーナーを務めるカフェ、2階は和男さんのデザイン事務所になっている。フィンランドの木材を使ったログハウスで音の響きが良いことから、ミュージシャンが集うようになり、しばしば音楽イベントなども開く。

 店にはかつて、オスのチワワ「だいごろう」と、メスのチン「もなか」という愛犬がおり、来店客の人気者だった。2匹が過ごすデッキテラスには客らも飼い犬を連れてくるようになり、愛犬家の憩いの場に。しかし、だいごろうは11年、もなかは今年の4月に天国へと旅立った。

 もともと詩や俳句を作るのが好きだった真由美さんは、生前から愛犬たちとの触れ合いを書き留め、会員制交流サイト(SNS)などで発表していた。グラフィックデザイナーの和男さんは、2匹の姿を愛らしいキャラクターとして描いた。そこで夫婦は共同で、犬に読み聞かせるための絵本を作ろうと決心した。

 本には39編の詩を収録。「体温を比べると、わんこの方が+2℃ほど温かい。それは言葉の代わりに神様がくれた愛情表現」「パパ、ママ、愛してるヨ。これから天国に行くけど、忘れないでね」など、犬目線のやさしい言葉でつづられる。犬の名前を呼ぶ場面は「○○」と空欄になっており、読み手が飼い犬の名を当てはめられる。

 和男さんは「子どもが犬に読み聞かせれば情操教育につながり、ペットを飼う際の心得も身に付く」。真由美さんは「2匹は今も近くに感じる。犬好きな人やペットロスを経験した人と思いを共有したい」と願う。

 クラウドファンディングの募集は12月末まで。目標は50万円で、すでに7割を超えている。目標額に満たなくても本は出版し、2匹の命日である4月半ばに支援者に配布。同店やネット書店でも販売する。同店TEL079・230・0851

(平松正子)

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