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市民らが提案した沿道整備街路事業の完成図(芦屋市民まちづくりの会提供)
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市民らが提案した沿道整備街路事業の完成図(芦屋市民まちづくりの会提供)
芦屋市による再開発事業が予定されているJR芦屋駅南地区(右)。道路を挟んだ北側では、事業を前提にJR西日本が駅舎改良工事を進めている=芦屋市業平町
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芦屋市による再開発事業が予定されているJR芦屋駅南地区(右)。道路を挟んだ北側では、事業を前提にJR西日本が駅舎改良工事を進めている=芦屋市業平町
沿道整備街路事業に変更する計画案を伊藤舞市長(右)に提出する芦屋市民まちづくりの会の市民ら=芦屋市役所
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沿道整備街路事業に変更する計画案を伊藤舞市長(右)に提出する芦屋市民まちづくりの会の市民ら=芦屋市役所

 JR芦屋駅南地区で兵庫県芦屋市が進める再開発事業の予算案が市議会で否決され、事業が中断している問題を巡り、事業に反対する住民らが25日、再開発をとりやめ、沿道整備街路事業に変更すべきだとする計画案を伊藤舞市長に提出した。市に事業を見直す姿勢が見えない現状に、住民らは「駅前の整備自体が放置されるのでは」と不安を募らせている。(名倉あかり)

 再開発事業は2017年に都市計画決定され、翌年、事業認可された。移転交渉が難航し、施工期間を3年半延長するなどした結果、事業費の市負担分は当初から33億円膨らんで約120億円となっている。

 3月の市議会で、事業の見直しを求める市議らは、市が20年度予算案に計上した関連費用約13億円のうち約12億円を減額する形で修正案を提出。修正案は可決された後、市長が求めた再議による採決では否決されたが、市提出の予算案も否決された。さらに4月にも、市議会は市が提出した関連事業費約5億円の予算案を否決。事業は中断し、市は再検討を迫られている。

 行き詰まりをみせる再開発事業に対し、市民や専門家らでつくる「芦屋市民まちづくりの会」は事業のとりやめを提案。代わりに、駅周辺を整備し、ロータリーや約2千平方メートルの広場などを設ける街路事業の計画案を市に示した。事業費は総額約37億円で、市の負担は再開発事業と比べて6分の1となる約19億円まで抑えられるという。

 対案による計画では、整備エリアにある住宅は地区内に換地して再建する。面積の都合から「1家族の域外への転居が必要」になるという。また、店舗用などに3~4階建ての建物を建設する。取得する用地が減り、地権者との合意もスムーズに進むとしている。

 案の作成に携わった同市在住の1級建築士(74)は「駅南は人々が集い、芦屋の顔になり得る最後の空間」と主張。「再開発事業の中断とともに、整備そのものが放置される事態は避けたい」と提案した理由を説明した。計画案を受け取った伊藤市長は「提案は精読するが、再開発事業の手法が最適と考えている」とコメントした。

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