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北海道と関西をつなぐ架け橋になりたいと北海道チーズ専門店「ほのか商店」を昨年10月にオープンした室蘭市出身のオーナー大東穂野香さん=西宮市山口町船坂
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北海道と関西をつなぐ架け橋になりたいと北海道チーズ専門店「ほのか商店」を昨年10月にオープンした室蘭市出身のオーナー大東穂野香さん=西宮市山口町船坂

■北海道チーズ専門店「ほのか商店」オーナー・大東穂野香さん(兵庫県三田市)

 「このモッツァレラは、ぜひわさびじょうゆで食べてください」。盤滝トンネルを抜けると、チーズのイラストが描かれた小さなお店が現れる。自らの名前を取った「ほのか商店」(西宮市山口町船坂)。約20種の北海道産チーズを前に、おいしい食べ方や合うお酒について客と会話が弾む。「まだ勉強中。お客さんに教えてもらう知識も多い」とほほ笑む。

 北海道室蘭市の出身で、滋賀大学へ進学。卒業後は函館の地方銀行に就職し、人口減少やイカの漁獲量によって経済が左右される不安定な状況を目の当たりにした。思い返したのは大学時代に過ごした活気あふれる関西の街だった。「関西の元気を北海道に分けてあげたい」と退職を決意。2015年に夫の寿延さん(41)と三田市へ移り住み、長女を出産後、昨年10月に店を開いた。

 開店前は北海道の百貨店や工房を訪ね、商品を吟味した。札幌市であった北海道のチーズを集めた催しでナチュラルチーズの味の幅広さを知り、道産チーズに特化した店を開くことに。店を開くのは、山や畑が広がる雄大な景色が「北海道っぽい」と船坂を選んだ。

 「本当に『おいしい』と思った物を買ってもらいたい」と、販売するチーズはほとんどが試食ができる。特長を説明する際に製造するチーズ工房も紹介する。「北海道には200以上の工房がある。札幌や小樽以外の街にも足を運んでもらうきっかけになれば」と期待する。

 チーズの販売に加え、餅の代わりにモッツァレラチーズを入れたぜんざいやチェダーチーズの「焼きチーズ串」など店内で食べられるメニューも充実する。特に北海道北部の興部町、冨田ファームの「香しずく牛乳」を使用したソフトクリームは冬でも人気だという。「まずはお店の経営を軌道に乗せ、ゆくゆくは北海道と関西の商売をつなぐ懸け橋になりたい」。31歳。(名倉あかり)

【メモ】店を構える西宮市山口町船坂の印象は「紅葉がきれいで、人が温かい」。北海道では見たことがないキンモクセイの香りを初めてかいだ時は驚いたという。チーズは700~千円ほど。月曜定休。ほのか商店TEL078・223・5413

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