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好きな食べ物や東京五輪への思いについて語る橋本将都さん=滋賀県大津市(撮影・風斗雅博)
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好きな食べ物や東京五輪への思いについて語る橋本将都さん=滋賀県大津市(撮影・風斗雅博)
琵琶湖で練習するカヌー・スプリントの橋本将都さん=滋賀県大津市(撮影・風斗雅博)
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琵琶湖で練習するカヌー・スプリントの橋本将都さん=滋賀県大津市(撮影・風斗雅博)
橋本将都さんが実家で食べている祖母のカレー(橋本将都さん提供)
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橋本将都さんが実家で食べている祖母のカレー(橋本将都さん提供)

 東京五輪・パラリンピックが開催される2020年が幕を開けた。兵庫県の阪神間ゆかりのアスリートも大舞台を見据える。日々の練習に加え、選手の原動力は「食事」だ。肉体を強化する食材や、大一番を前に験を担ぐ献立。そんなこだわりの“アスリートメシ”を聞いてみたい。

■カヌー・橋本将都さん(24)=県立芦屋高卒

 住んでいる大津から海外遠征に行く時、前夜は神戸の実家に泊まるんです。神戸空港から船で関西空港に渡ります。そこで絶対に食べるのがおばあちゃんのカレーライス。牛肉、じゃがいも、にんじん、たまねぎがゴロゴロと入ってて、ご飯の上には焼いた豚ロース。牛と豚のカレーは珍しいと思いますが、タンパク質を取らせようとおばあちゃんが考えてくれています。

 カレーは小さい時から好きではなかったんです。でも大学から1人暮らしになり、自分で料理しても全然同じ味にならなくて。「めっちゃうまかったんや」って気付きました。今は海外に行く前は必ず頼みます。カヌーはエネルギーがいるので、元気が出るご飯はいい。もう食べないと落ち着きません(笑)。

 ご飯は昔からたくさん食べさせてもらった。このカレーもおかわりしたいけど、他の料理が多いのでいつもできないんです。枝豆、小松菜のおひたし、めざし、ナスのみそ炒め、サラダ、母の卵焼き…。結構食べる方だけど、食べきれない。おばあちゃんも30品目は食べさせようと考えてくれてて、昔から母も弁当で15品目は取らせようとしてくれていた。身長178センチで体重は88~90キロ。おかげで体はでかくなりました。

 脂類や甘い物を制限したことがあります。確かに体にキレが出て体脂肪は落ちた。だけど、楽しみが減った。何も気にせずに食べて練習を頑張った方が結果が出たので、そういう管理は一切止めました。バランスよく食べるようにしますが、食べたいものを食べる。エネルギーは食事でしっかり補いたいので、カレー以外も「がっつり」したメニューが多いです。

 会社には競技優先でやらせてもらっている。勤める営業所の人も「頑張れ、お前の仕事はカヌーや」って言って毎回送り出してくれる。五輪は楽しみだけど、楽しむだけではいけない。会社もそうだけど、おばあちゃん、お母さんも、僕のためにご飯を作ってくれる。恩返しの一つとして、結果を出すのが一番と思って頑張ります。(聞き手・初鹿野俊)

【はしもと・まさと】1995年、神戸市東灘区生まれ。県立芦屋高カヌー部で競技を始め、2年で近畿高校新人選手権カナディアンシングルの500メートルなどで2冠。3年時は全国高校総体で4位に入った。同志社大に進み、2016年に世界大学選手権で5位入賞。全日本学生選手権の1000メートルシングルなど3種目を制し、19年に日本代表に選ばれた。東京五輪の切符は3月の国内選考を勝ち抜き、タイで行われるアジア選手権に勝てば獲得に近づく。遠征での移動中は、経済書や小説などを読んで息抜きする読書家。サコス所属。

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