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報道陣に練習を公開した寺内健さん=2019年6月、JSS宝塚スイミングスクール(撮影・坂部計介)
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報道陣に練習を公開した寺内健さん=2019年6月、JSS宝塚スイミングスクール(撮影・坂部計介)
オフシーズンの手作り夕食
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オフシーズンの手作り夕食
寺内健さん
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寺内健さん

 東京五輪・パラリンピックが開催される2020年が幕を開けた。阪神間ゆかりのアスリートも大舞台を見据える。日々の練習に加え、選手の原動力は「食事」だ。肉体を強化する食材や、大一番を前に験を担ぐ献立。そんなこだわりの“アスリートメシ”を聞いてみたい。

■水泳飛び込み 寺内健選手(39)=宝塚市出身

 取材ということで、ええ格好しました(笑)。きれいな器も用意して。でも料理自体は質素。外食が多いオフシーズンの夕食ですが、自分で作る日はカロリーを抑えめにします。

 筑前煮は、お通じにいい根菜類のごぼうやにんじんを入れて圧力鍋で。タンパク質が多い鶏肉も入れて、オフでも筋肉量を落とさないようにします。

 あと、必ずご飯。糖質制限をする選手も多いけど、僕は抜くことは絶対にない。抜くと発揮するエネルギーにも制限がかかるんです。若い頃と違い、練習でパフォーマンスをグンッと上げるのは難しいので、まずはコンディションづくり。朝昼晩とちゃんと食べて生活のリズムを整える。食事はすごく気を使う。

 一番意識するのはストレスなく食べること。脂っこいものは食べないが、おいしく食べられるものをバランス良く口にしたい。体重が増えても、その分、動けばいい。ただ、軽ければいいのではなく、パフォーマンスしやすいかどうかが大事。軽いと飛び込み板が踏み込みにくくなり、飛ぶタイミングがつかみにくい。板は柔らかかったり、硬かったりする。体重という指標よりも、長くやってきたキャリアの中で得た感覚を大切にしています。

 でも、国体のように配られる弁当を食べないといけない状況もある。そういう時は栄養士に相談して、プラスで牛乳やオレンジジュースを-とアドバイスをもらう。選手は何でも食べられないと戦えない。昔、英国のビュッフェにふかした芋しかなかったり、中国で砂利が交じったご飯も食べたりした。今の選手たちは食べ物を選べるからこそ、正しい知識が必要です。

 東京五輪は自国での開催。これまでの5大会とはいい意味で違う。食事は満足できるし、ストレスなく試合に臨めるので、今まで成し得なかったメダルを取りたい。世界の選手たちは日本の食事をすごく楽しみにしていて、中国選手は「日本の焼きギョーザはうまい」と期待している。日本の文化を楽しんでもらい、大会が成功すればいいですね。(聞き手・初鹿野俊)

【てらうち・けん】1980年、宝塚市生まれ。生後半年で「JSS宝塚」で水泳と出合う。同市立西山小5年時に飛び込みに転向。此花学院高(現大阪偕星学園高)1年で出た96年アトランタから2008年北京まで4大会連続で五輪に出場。09年に現役を引退したが11年に復帰し、16年リオ五輪に出場。19年7月、世界選手権シンクロ板飛び込み決勝で7位となり、日本人夏季最多となる6度目の五輪出場を決めた。レコードが趣味で2千枚近くを所有、自宅でターンテーブルも使いこなす。甲子園大大学院出。ミキハウス所属。

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