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「缶サット甲子園」で準優勝を収めた県立尼崎工業高電気通信研究部の(左から)近藤一輝さん、森山来城さん、竹本孝輔さん、坂本志久真さん=尼崎市長洲中通1
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「缶サット甲子園」で準優勝を収めた県立尼崎工業高電気通信研究部の(左から)近藤一輝さん、森山来城さん、竹本孝輔さん、坂本志久真さん=尼崎市長洲中通1

 尼崎から世界を目指す-。兵庫県立尼崎工業高校(尼崎市長洲中通1)の電気通信研究部が、10月13、14日に岐阜県で開かれた模擬人工衛星の技術を競う大会「缶サット甲子園」で準優勝した。部員は1年生4人のみ。先輩から引き継いだ衛星に改良や工夫を重ね、つかんだ準優勝に喜びつつ、4人は「来年は優勝を」と頂点を見据えている。(山本 晃)

 出場したのは、部長の竹本孝輔さん(15)と森山来城さん(16)、近藤一輝さん(15)、坂本志久真さん(16)の4人。

 「缶サット」とは、缶と、衛星の英訳「サテライト」から成る造語で、空き缶サイズの模擬人工衛星を指す。全国大会では高校や高専の生徒が、「ミッション」と呼ばれる課題を設定。小型ロケットで飛ばした衛星が実験や撮影をする結果から、課題の達成度などが総合的に評価される。

 今年、同校が掲げたミッションは、上空からのぶれのない全方位観測システムの開発。大会には昨年も出場したが、衛星に搭載したカメラの映像にぶれが多く、不鮮明だった。今年は衛星に360度を撮影できる高性能カメラを搭載し、鮮明な映像を追求した。

 特に力を入れたのは軽量化。大会には細かい重量規定があるため、本体にアルミやプラスチックを用い、強度との両立を図った。このほか、カメラを保護するカバーの動作には、エレベーターのロープと重りの原理を採用。打ち上げる小型ロケットの先端は、空気抵抗を減らせるよう丸みをつけ、随所に4人の創意工夫を詰め込んだ。

 大会では、ロケットで高度約100メートルへ衛星を打ち上げ、会場上空で鮮明な映像の撮影に成功した。優勝は法政二高(川崎市)に譲ったが、部長の竹本さんは「技術では負けていない自信がある」と胸を張る。

 来年の目標を「もちろん日本一」と語る4人。優勝すると、欧州で開かれる缶サット大会の出場権が与えられる。顧問の櫻木嘉典教諭(45)も「缶サットで世界の人たちとコミュニケーションさせてやりたい」と期待する。

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