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新たに出版された「緋色のメス 完結篇」を手にする大鐘稔彦さん=阿那賀診療所
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新たに出版された「緋色のメス 完結篇」を手にする大鐘稔彦さん=阿那賀診療所

 兵庫県南あわじ市阿那賀の阿那賀診療所の医師で作家の大鐘稔彦さん(77)が執筆した小説「緋色(ひいろ)のメス 完結篇」が出版された。映画やドラマにもなったベストセラー「孤高のメス」の姉妹編「緋色のメス」(上下巻)の続編。読者の期待に背中を押され、昨夏から400字詰め原稿用紙650枚分を書き切った。(高田康夫)

 大鐘さんは京大医学部を卒業後、民間病院の院長などを経て1999年1月、同診療所の所長に就任。それまでの自身の体験を基に、生体肝移植などをやり遂げる医師の姿を描いた「孤高のメス」は累計160万部の大ベストセラーになり、2010年には映画化、昨年はドラマ化もされた。

 「緋色のメス」は「孤高のメス」にも登場する、もう一人の医師の物語。もともとは大鐘さんが看護雑誌に連載していた小説で、「わが愛はやまず」とのタイトルで自費出版していたが、「孤高のメス」のヒット後に「緋色のメス」として上下巻が出版されていた。

 完結篇は、鹿児島の離島で病院長を務める外科医と、海外で医療活動に携わる看護師との物語で、へき地医療や国境なき医師団がテーマになっている。

 執筆中の昨年12月、アフガンで医療活動をしていた医師の中村哲さんが亡くなったというニュースが飛び込み、「中村さんへのオマージュ(敬意)を込めた。書こうという意欲が与えられた」と大鐘さん。「患者も悩み、医者も悩む。過疎の地域にある医療の原点を感じてほしい」と話す。

 幻冬舎文庫。税別830円。

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