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宇山遺跡で見つかった平安時代中期から鎌倉時代の集落跡=洲本市宇山
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宇山遺跡で見つかった平安時代中期から鎌倉時代の集落跡=洲本市宇山
平安時代の掘立柱建物跡の柱穴から出土した八稜鏡=洲本市宇山
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平安時代の掘立柱建物跡の柱穴から出土した八稜鏡=洲本市宇山

 兵庫県教育委員会は10日、国道28号洲本バイパス工事に伴い発掘調査中の宇山遺跡(同県洲本市宇山)で、平安時代中期(11~12世紀ごろ)~鎌倉時代(13世紀ごろ)の集落跡が見つかったと発表した。遺跡は洲本川の下流に位置し、掘立柱建物7棟や鍛冶炉跡のほか「八稜鏡」と呼ばれる鏡などが出土。調査担当者は「地元の有力者の住まいだった」と指摘する。(赤松沙和)

 遺跡は1504平方メートル。見つかった住居跡7棟は、平安時代の1棟(約60平方メートル)と鎌倉時代の6棟。中でも鎌倉時代の1棟は70平方メートルを超える大型の建物。その多くが一定の向きに並び、計画的に建てられたものという。

 外縁に八つの突出部(稜)を持つ「八稜鏡」の出土は島内3例目。直径9センチほどで、意図的に半分に割られた片方が平安時代の1棟の柱穴から見つかった。地鎮のために埋められたとみられる。担当者は「柱穴から出てくるのは珍しく、なぜ半分だけなのかは分からない」とする。当時、八稜鏡は珍重されており、集落には継続的に地域の有力者が住んでいたとみられる。

 遺構からはほかに、地面に穴を掘った土壙墓1基や鍛冶炉2基、黒色土器や瓦器椀、漁具などが出土し、有力者のほかに漁業や鍛冶に関わる人々も生活していたことがうかがえるという。

 調査は今年7月から開始し、11月上旬に終了予定という。14日午後1時半から現地説明会がある。現地事務所TEL0799・25・2888

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