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大正時代の献上作業の様子(仲野理一郎著「御大礼御用乾鯛謹製記録」より)
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大正時代の献上作業の様子(仲野理一郎著「御大礼御用乾鯛謹製記録」より)
令和の大嘗祭に向けて作った干しダイや、平成に献上した際の干しダイを手に、気合を入れる丸山献上隊(鯛)のメンバーら=南あわじ市阿那賀
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令和の大嘗祭に向けて作った干しダイや、平成に献上した際の干しダイを手に、気合を入れる丸山献上隊(鯛)のメンバーら=南あわじ市阿那賀

 大正、昭和、平成と3代にわたって天皇陛下の即位時の「大嘗祭」などで献上されてきた兵庫県南あわじ市丸山地区の鳴門ダイを、「献上鯛」としてアピールしていこうと、同地区の住民らが「丸山献上隊(鯛)」を結成した。令和の「大嘗祭」が11月に迫る中、10月12日に初めて開く「献上鯛まつり」で、大正時代に献上した干しダイ作りを再現し、地域を盛り上げる。(高田康夫)

 丸山漁港で水揚げされた鳴門ダイは、大正と平成の大嘗祭で献上されたほか、昭和にも神戸港に停泊中の艦船の中で陛下に提供された。11月に予定される令和の大嘗祭でも干しダイを献上しようと、漁協関係者らが準備を進めている。

 そんな歴史を地域の活力にしようと、住民らは献上隊を結成。神戸元町商店街内にある農産物のアンテナショップ「元町マルシェ」(神戸市中央区)で魚を販売する計画や、丸山地区にある海産物直売所「魚彩館」(南あわじ市阿那賀)で地元住民が集えるコミュニティーカフェを開き、観光客にもタイなどの海産物をアピールする計画などを立てている。

 献上鯛まつりでは、1915(大正4)年11月にあった大嘗祭で献上したタイの干物作りを再現する。当時の様子は『御大礼御用乾鯛謹製記録』という書物に記録されており、白装束に烏帽子姿の調理人が、現在は海釣り公園となっている弁天島にこもって作業をしたという。まつりは、弁天島近くの魚彩館周辺で開き、当時と同じように白装束姿の料理人が調理、乾燥作業などを実演する。

 隊長を務める西本禎二さん(63)は「これまで、タイを献上してきたことを知らない住民も多かった。献上鯛に誇りを持って地域を盛り上げたい」と話す。

 献上鯛まつりは10月12日午前9時半から正午ごろ。献上儀式の実演の後、同10時半ごろから餅まきや鯛料理の振る舞いなどがある。

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