淡路

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南あわじ市中央公民館=南あわじ市市三條
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南あわじ市中央公民館=南あわじ市市三條

 あなたの町の公民館ではお酒を飲めますか? 兵庫県南あわじ市は8月から、利用者の飲酒を許可するようになった。県内では公民館は「社会教育施設」「生涯学習の場」として飲酒を認めない市町が多いが、かつて島内では、公民館で結婚式が挙げられてきた地域もある。飲酒に対する社会の見方は厳しくなったが、人口減少や少子高齢化により地域の再構築が求められる中、コミュニティーを醸成する場としての機能を重視した格好だ。

 公民館は地域の集会所や公会堂と違い、社会教育法に規定される施設。同市は22施設を設置しており、以前は結婚式まで開かれていた所もある。飲酒運転が社会問題化する中、2015年に内規で「飲酒はいかなる場合も厳禁」と明文化した。一方、合併後の分庁舎方式を改め、地域コミュニティー支援などの機能を持った「市民交流センター」を各地区公民館に開設しており、地域からは柔軟な対応を求める声も出ていた。

 そこで、同市教委は「地域の実情に合わせた運用を」と内規を改定。飲酒する場合には「車を運転しない」「他人に迷惑を掛けない」「後片付け、清掃はしっかりする」などの誓約書を書いてもらい、「特別許可」を出すことにした。8月6日から運用し、すでに1件の申請を許可したという。

 島内の公民館はほかに、洲本市に13施設、淡路市に15施設ある。淡路市は、以前から地域で集会所として利用されてきた公民館については度を超えない範囲で飲酒を伴う利用を認めているというが、可否条件などは明文化していない。洲本市は一切禁止しているといい、「生涯学習の拠点で、そういった目的で使うのが前提」とする。

 南あわじ市の調査では、県内ほとんどの市町が同様に公民館での飲酒を禁止しているが、尼崎市は今年3月末まで、申請してもらった上で乾杯程度の飲酒を認めていた。4月からは社会教育法の枠を外した「生涯学習プラザ」に移行し、さらに飲酒の制約を緩和しているという。(高田康夫)

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