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12月で分娩を休止する聖隷淡路病院=淡路市夢舞台
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12月で分娩を休止する聖隷淡路病院=淡路市夢舞台

 聖隷淡路病院(兵庫県淡路市夢舞台)が、産婦人科の医師の継続的な確保が難しくなったとして、12月をもって分娩を休止する。来年以降、島内で出産できる医療機関は県立淡路医療センター(洲本市塩屋1)のみとなり、同センターの負担が増すのは確実に。人口減少が進む中、島内3市は若年層の呼び込みに知恵を絞るが、出産可能な病院がわずか一つとなることで、今後の施策にも影響を及ぼしそうだ。

 淡路島内では、産科医療機関5施設のうち、南あわじ市の「レディースクリニックごとう」と洲本市の「カク西本協同産婦人科」の2カ所が2015年度に出産の受け入れを取りやめた。もう1施設は一般の出産をほとんど受け入れていない。

 島内で分娩可能なのは、聖隷淡路病院と淡路医療センターの2カ所のみだったが、同センターも昨年4月から、産休、育休を取得する医師3人の補充めどが立たないとして、緊急時以外の里帰り出産の受け入れを休止している。

 聖隷淡路病院は2014年に開院し、これまでの分娩件数は約590。2018年度は138件で、そのうち里帰り出産が55件と約40%に上るなど、年々里帰り出産の割合が増えていたという。

 今月15日の受け入れ休止の告知後、知らずに来院した妊婦も3人ほどいたといい、同病院は「来年以降の出産予定者には、近隣の医療機関と連携し、希望するところを紹介する」とし、「今後も医師の確保に努め再開を目指す」としている。

 来年以降、医師のさらなる負担増が懸念される淡路医療センターは、現在女性の産科医らが育休を終えて復帰し、従来の6人体制に戻った。夜勤体制を整え、年内の里帰り出産の休止解除を検討しているという。同センターは「どこも産科医不足。(聖隷淡路病院の)休止による影響はまだ読めないが、負担が増えることは確か。里帰り出産の再開はめどが立ったが、予約分娩の件数制限も考える」としている。(赤松沙和)

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