明石

  • 印刷
悲劇を繰り返さないようにと草刈りをする地元自治会の役員ら=明石市二見町西二見
拡大
悲劇を繰り返さないようにと草刈りをする地元自治会の役員ら=明石市二見町西二見

 兵庫県明石市二見町西二見のため池「野々池」で24日、地元自治会の役員が草刈りをした。この池では9年前に小学生児童3人が水死する事故が発生。「あの時、きちんと刈っておけば防げたのではないか」。悲劇を繰り返してはいけないと、参加者は黙々と体を動かし続けた。(長沢伸一)

 事故は2011年7月3日午後に起きた。野々池で遊んでいた地元の小学校に通う2年と3年の男子児童計3人が溺れて死亡した。周囲は高さ約1・5メートルのフェンスに囲われ、立ち入り禁止となっていたが、事故以前からフェンスを乗り越えて遊んでいる子どもの姿が目撃されていた。

 地元住民には後悔が残る。事故以前の草刈りはフェンスの周囲だけで、水面が見えないほど雑草や樹木が生い茂っていたという。当時地元の自治会長を務めていた伊藤一頼さん(78)=同市=は「事故があったのは昼間。雑草がなかったら、道路を通った誰かが子どもたちの様子に気づけていたのでは」と悔やむ。

 事故を機に、翌年からため池を管理する水利組合らがフェンス内の除草や樹木の伐採を実施。同組合員の高齢化により、14年からは地元自治会が年に3、4回のペースで草刈りを続けている。

 この日は8人が午前9時から作業を開始。強い日差しが照りつける中、大人の背丈ほどに伸びた雑草を、トラクターや草刈り機を使って刈り取った。

 伊藤さんは「自治会も高齢化しており、いつまで続けられるか分からない。二度と悲劇を繰り返さないために行政側でも対策をとってほしい」と話した。

明石の最新
もっと見る

天気(7月7日)

  • 27℃
  • ---℃
  • 70%

  • 29℃
  • ---℃
  • 70%

  • 30℃
  • ---℃
  • 60%

  • 30℃
  • ---℃
  • 60%

お知らせ