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アイスホッケー日本代表のコーチを務める漢城修さん=神戸市中央区(漢城さん提供)
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アイスホッケー日本代表のコーチを務める漢城修さん=神戸市中央区(漢城さん提供)
円陣を組む代表選手=カナダ、ケベック(漢城さん提供)
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円陣を組む代表選手=カナダ、ケベック(漢城さん提供)

 カナダのケベックで2月12日、小学5、6年生のアイスホッケー世界大会が開幕する。日本代表のコーチを務めるのは、神戸や姫路の小学生チームを約30年間指導してきた漢城修さん(68)=兵庫県明石市=だ。(長沢伸一)

 アイスホッケーと本格的に出会ったのは38歳。小学5年の長男が神戸市内のチームで始めたのがきっかけだ。もともとアイスホッケーファンで、熱心にテレビで観戦していた。

 父親たちが所属するチームもあり、「僕もやってみたい」と練習に参加。不安定な氷上で激しい動きをする競技の魅力に取り付かれた。コンピューターのエンジニアとして働きながら、社会人チームで15年ほどプレーした。

 その間、長男の所属チームでコーチになった。2002年には小学生チームの監督になり、いきなり近畿大会で優勝。07年には全国大会で東日本のチームに勝利した。

 アイスホッケーは、リンクの数など練習環境の影響で“東西格差”が著しく、「西日本のチームが東日本のチームに勝つことはまずない」(漢城さん)。

 関西のチームの躍進は関係者を驚かせた。

     ◆

 試行錯誤を繰り返したのが指導法だ。サッカーの教本を読み込み、子どもの主体性を重視する指導法を確立した。

 「子どもの想像力は無限大。大人の凝り固まった考えを押しつけてはいけない」。試合で指示を出すことはなくなった。

 脳の反応を活性化させる「コーディネーショントレーニング」もいち早く取り入れた。

 「僕は選手としてたいした経歴はない。アイスホッケーについて何が正解か答えなんて持っていない。子どもたちが自分で考えたことをした方がいい」と話す。

     ◆

 神戸市の小学生チーム、滋賀県のジュニアチームを経て、現在は姫路市の「エストレラはりまアイスワンダース」(5歳~小6)でコーチを務める。

 日本代表のコーチになったのは4年前。親交のある黒川太郎監督に、選手のサポートを頼まれた。

 漢城さんが世界大会に出場するのは今回で5回目。過去の最高成績は3回戦進出だ。

 今回の初戦はニューヨークの強豪チームが相手。選手のモチベーションを上げることに全力を尽くし、試合前、選手に伝えたい言葉がある。

 「リンクの中でプレーするのは君たち。チャレンジして、世界との違いを体感してほしい」

 漢城さんの願いだ。

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