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集合住宅が建つことになった「大蔵市場」の跡地=明石市大蔵中町
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集合住宅が建つことになった「大蔵市場」の跡地=明石市大蔵中町
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 25日で火災発生から2年となる兵庫県明石市大蔵中町の商店街「大蔵市場」の跡地利用が動き始めた。全焼し、更地になっていた土地に集合住宅計16戸が建設される見通しだ。被災した元住人の借地権を地主が買い取ることで双方が合意した。来年5月までの完成を目指すという。

 全焼した大蔵市場は1959年ごろに完成した。木造トタン張りで、東西19メートル南北75メートル。中央に客が利用する通路があり、最盛期は約30店舗が営業していた。

 市場には火災前、約40区画があり、住人や商店主らが家賃を支払っていた。生活再建や、がれき撤去を迅速化するため、大半の住人らが発生約1カ月後に互助組織を設立。跡地利用を巡っては、「借地代」を地権者側に払い続けることで、借地権を主張していた。

 建築を担当する業者によると、跡地に建てられる集合住宅は木造2階建て、高さ8・1メートル。2LDK(約60平方メートル)のファミリータイプで、各階8戸が並ぶという。

 火災後のがれき処理を巡っては当初、自然災害対象の国の支援制度が適用されず、長期化が懸念されていた。その後、火災保険未加入者らを対象にした空き家撤去の助成制度を市が特例として適用したことで、発生から約半年後の昨春にがれき撤去が完了した。

 被災者は、年金暮らしの高齢世帯が多かったといい、関係者の男性は「元の場所に戻れる住人はいないだろう。最善ではないが、元住人が納得できる形で合意できてよかった」と話した。(藤井伸哉)

【大蔵市場火災】2017年10月25日午後3時45分ごろ発生。15時間後に鎮火し、市場の34戸のほか周辺民家4戸にも延焼し、計約1500平方メートルが全焼した。市場は2階建ての店舗兼住宅が天井でつながる長屋形式だったため、火の回りが早かった。県警は18年7月、ガスコンロの火を消さないまま外出して火を延焼させたなどとして、住人の女を重過失失火の疑いで書類送検。同10月に神戸地検明石支部は嫌疑不十分で不起訴処分にした。

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